
「100年前から変わらない ネッビオーロの真実」
■ロアーニャのフォトギャラリーはこちら
■クルテイエ(仲買人) の買い付けレポートはこちら
アルバの地に古くから根ざすネッビオーロ種ですが、緩やかなランゲの丘、バルバレスコ村で育つものは、他の土地では見られない独特の個性を備えています。古くからワイン醸造を行ってきたロアーニャ家は、その手法や技術を代々受け継ぎ、バルバレスコの伝統を守り続けています。ロアーニャ家がぶどうの栽培・醸造を始めたのは150年以上も前のこと。初代のヴィンチェンツォが所有していたワイナリーはバルバレスコ村の中央に位置しており、霧の季節が始まる頃に収穫したぶどう(ネッビオーロの語源になっている"nebbia"はイタリア語で「霧」を意味します。)を使い木樽でワインを醸造していました。そして、150年経った今日もこの手法は変わらず行われています。その後、ジョヴァンニ ロアーニャとマリア カンディーダの代に、現在も醸造所を構えるパリエリ地区(ピエモンテの方言ではパイエ)にネッビオーロにとって最も適したテロワールであるという理由から拠点を移しました。
さらに、農業学校を卒業しジョヴァンニのもとでワイン醸造を学んでいたアルフレッドが1990年にカスティリオーネ ディ ファッレート村のロッケ地区、500年以上の歴史を持つカッシーナ ピーラを購入したことで、ワイナリーはバローロの生産にも乗り出すという大きな一歩を進めました。
現在、ワイナリーの仕事を取り仕切るのは、5代目のルーカ ロアーニャ。彼が今の仕事に従事し始めたのは1990年代の終わり。アリアンナ オキピンティをして「若いけれど、ものすごく畑のことを知っている。」と言い、畑に立てば延々と畑と人との関わりを語り続ける若き情熱家です。
ロアーニャでは、100年以上前から化学肥料はもちろん有機肥料すらも施したことが無く、畑を活力のある状態に保つために厳密な除草を行わず、春に刈り込みのみを行います。様々な雑草やハーブ、ブドウ以外の植物との共存がより複雑な自然環境を生み出し、病害や害虫への耐性も自然に備わってくると言います。農薬に関してもボルドー液、硫黄という伝統的な農薬以外は一切使用したことがありません。醸造に関しても150年前から変わらない伝統的な手法を採用しており、自然酵母による大樽での発酵、100日にも及ぶ長期間のマセレーション(果皮や種子を果汁に浸す醸しの作業)などネッビオーロの持つポテンシャルを高め、バルバレスコのテロワールを表現したクラシックなワインを生み出しています。
「僕たちは一世紀半以上前から、全く変らない。今後も変ることはないだろう。それはワインに対する哲学というよりは、人生の選択なんだ。テクノロジーに助けられることもあることは認めるし、必要があればある程度取り入れるのはやぶさかではないけれど、それはあくまで、ネッビオーロというこの土地のテロワールの最大の表現方法であるブドウのアイデンティティーの追求に有効であるという場合にのみ限られる。ランゲのワインの偉大さは、ひしめき合った丘のひとつひとつがそれぞれに違った個性を持っているということだ。そのテロワールをどこまで見極められるか、そしてそれをどうしたら損なわずにワインに表現できるかをひたすら観察し、自然が与えてくれるものをただただ壊さないよう注意することだけが、僕らに与えられた唯一の課題だと思う。だから、ロアーニャは変らないんだ。」
 |
DOC Langhe Bianco
- DOC ランゲ ビアンコ -
品種: シャルドネ 90%、ネッビオーロ 10%
フレッシュで親しみやすい白ワインながら、丁寧に造られたこのワインの中には造り手のアイデンティティー、指紋のようなものを感じとり、読み取ってもらいたいという願いがこめられています。少量とはいえネッビオーロの果汁を加えることで長年の様々な経験と伝統を具現化したこの愛すべきワインは、造り手のワイン造りにおける哲学をたぐりよせる手がかり、導入役としてとらえて欲しいと言います。こういった諸々の結果として、香り高くユニークで、何年かの熟成にさえ耐えうるワインに仕上がっています。 |
 |
"Solea" DOC Langhe Bianco
- ソレア DOC ランゲ ビアンコ -
品種: シャルドネ 75%、ネッビオーロ 25%
土地固有のアイデンティティーの追求と、唯一の個性を持つユニークなワインを生み出したいという野望との狭間で生まれた全く持って風変わりなワイン。結果として昔の白ワイン造りからアイデアを得ることとなりました。1930年〜40年代まで一般的だった白ワインの発酵時のマセレーション(果皮や種子を果汁に浸す醸し作業)と、ネッビオーロという黒ブドウを白ワイン仕立てにして加えるという斬新なアイデアをひとつに結びつけました。
造り手が、「瞑想しながら飲んで欲しい。」と語る複雑で深い奥行きを持つワインで、クラシックな全ての白ワインからは大きく際立った存在であるばかりでなく、偉大な赤ワインにも引けをとらないと言います。赤ワインが飲まれるどんなテーブルシーンにも活躍できる頼もしいワインで、ありふれたシンプルな白ワインに辟易している人には最高のワイン。 |
 |
DOC Dolcetto d'Alba - DOC ドルチェット ダルバ -
品種: ドルチェット 100%
地域の風習と密接に結びついた伝統的なワイン。フレッシュで香りが豊か。エレガントさと品種の特性である果実味が上手く組み合わさり、心地良い飲み心地をもたらしてくれる一方、驚くべきことにしっかりとした興味深い骨格を持っています。一般に若飲みに向いているとされるこの品種ですが、何年も経った後にでも素晴らしい熟成ぶりを見せてくれます。手摘みで収穫後、除梗し、ソフトピジャージュ。縦型の木製醗酵桶で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵、ドルチェットの特徴的な香りをあますところなく抽出するため20〜30日間のマセレーションを行う。 |
 |
DOC Langhe Rosso
- DOC ランゲ ロッソ -
品種: ネッビオーロ 100%
トラディショナルかつ革新的なワイン。
伝統的なワインを若いスタイルで造る、という造り手にとっての数あるミッションの中でもことさら大切な考え方のひとつを実践しているワイン。手摘みで収穫後、除梗しソフトピジャーユ(櫂入れ)を行う。温度管理された縦型の木樽発酵桶で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵させ、ネッビオーロのエキスを適度に抽出するため30〜50日間マセレーションを施す。他のワインと比べてマセレーション期間が短いのは、しっかりした骨格を持ちながらも若々しさも楽しめるワインに仕上げるため。 3〜4年間フランス産の中樽で熟成後、ノンフィルターでボトリングし、さらに瓶熟成を行う。
適正な場所で保管することで長い熟成を楽しむことができます。 |
 |
VDT Opera Prima
- VDT オペラ プリマ -
品種: ネッビオーロ 100%
何よりもワイナリーの特色を反映している特別なワイン。まず特徴的なのが、バルバレスコ用のネッビオーロを使用して異なる2〜4のヴィンテージをブレンドしているということ。その実、非常に伝統的な造りで複雑さに富みつつも、繊細でエレガントなワインとなっています。
オペラ プリマは、その年その年で顕著に異なる個性を表現しうるネッビオーロというブドウの偉大さを最大限に生かし、ヴィンテージのストーリーにのみ囚われることのない自由な表現を可能にしています。それでいてそれぞれのヴィンテージの特性はすっかり失われてしまうことなく、また毎年画一的な風味となることもなく、より複雑に絡み合って新たなネッビオーロの可能性を見せてくれる。
|
 |
DOCG Barolo Vigna Rionda
- DOCG バローロ ヴィーニャ リオンダ -
品種: ネッビオーロ 100%
力強いバローロを生み出すと呼ばれるセッラルンガ ダルバ村の中でも、もっとも高貴な表情を持つヴィーニャ リオンダ畑の偉大なテロワールを感じさせる個性のはっきりしたスタイルの伝統的ワイン。
この畑は、石灰、泥灰土、微粒の砂土、砂岩などが、強いミネラル分を含んだ堆積土壌に複雑に交じり合う他に類をみない極めて個性的なテロワールのため、10年来ロアーニャ家がその購入を夢見てきた畑です。もともとはバローロの雄、ブルーノ ジャコーザが所有していた畑。ロアーニャ家では偉大なこの造り手と宝のような畑に敬意を表し、売りに出されてから10年間その購入を見合わせていたと言います。そして、もう10年が経過したということもあり、そろそろ購入しても許されるのではないか、と考えたと言います。
セッラルンガ ダルバ村のヴィーニャ リオンダ区画の中心に位置する南・南西向きの畑で、北からの強い風から守ってくれる最高のポジションにあります。
手摘みで収穫後、100%除梗した状態でソフトプレス。木製大樽で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵させ、ネッビオーロのエキスを100%抽出しきるため40〜50日間マセレーションを施し、ネッビオーロ本来の特徴を引き出します。適正な保管状況であれば、軽く半世紀かそれ以上は熟成する偉大なワイン。 |
 |
DOCG Barolo La Rocca e la Pira
- DOCG バローロ ラ ロッカ エ ピラ -
品種: ネッビオーロ 100%
バローロの中でも、気品高い表情を持つロッケという偉大な区画のテロワールを感じさせる伝統的なスタイルのワイン。ネッビオーロの可能性を最大限に引き出しているワイン。カスティリオーネ ファッレート村。歴史的に重要なカッシーナ ピーラのあるカスティリオーネ ファッレートのロッケ区画の南・南東向きの畑。収穫前に幾度も選果を繰り返し、凝縮度の高い健康な完熟ブドウのみ使用します。豊かな石灰分の砂質土壌は、バローロの中でも特にきめ細かいタンニンとフィネスのある香りをもたしてくれます。
手摘みで収穫後、100%除梗した状態でソフトプレス。木製大樽で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵させ、ネッビオーロのエキスを100%抽出しきるため70〜90日間マセレーションを施し、ネッビオーロ本来の特徴を引き出します。適正な保管状況であれば、軽く半世紀かそれ以上は熟成する偉大なワイン。 |
 |
DOCG Barolo La Rocca e la Pira Riserva
- DOCG バローロ ラ ロッカ エ ピラ リゼルヴァ -
品種: ネッビオーロ 100%
ロアーニャ家が考えるバローロの本来あるべき姿を体現しているワイン。エレガントでフィネスがあり、なにより類稀なき、バローロでしか実現できない特徴的な香りは、世界唯一のものと言えます。長命のしっかりした骨格と気品をあわせ持つバランスのよいワイン。 カスティリオーネ ファッレート村、歴史的に重要なカッシーナ ピーラのあるロッケ区画の南・南東向きの畑から特に良いブドウを使用するリゼルヴァ。収穫前に幾度も選果を繰り返し健康で完熟なブドウのみ使用します。豊かな石灰分の砂質土壌は、バローロの中でも特にきめ細かいタンニンとフィネスのある香りをもたらします。
手摘みで収穫後、100%除梗した状態でソフトプレス。木製大樽で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵させ、ネッビオーロのエキスを100%抽出しきるため80〜100日間マセレーションを施し、ネッビオーロ本来の特徴を引き出します。適正な保管状況であれば、軽く半世紀かそれ以上は熟成する偉大なワイン。 |
 |
DOCG Barbaresco Paje
- DOCG バルバレスコ パイエ -
品種: ネッビオーロ 100%
バルバレスコの比類なき個性を投影している伝統的なスタイルのワイン。非常に長命で、その豊かで高貴なタンニンのため長い熟成の後リリースされます。強靭なボディと高貴さを併せ持つクラシックな味わいのワイン。
南・南西向きの急斜面に位置するバルバレスコ村最高のパイエ区画。完熟のブドウのみを選果し、バルバレスコ村の石灰質の泥灰土壌はしっかりした骨格と奥行き、複雑さ、際立ったタンニンが特徴です。
手摘みで収穫後、100%除梗した状態でソフトプレス。木製大樽で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵させ、ネッビオーロのエキスを100%抽出しきるため70〜90日間マセレーションを施し、ネッビオーロ本来の特徴を引き出します。適正な保管状況であれば、軽く半世紀かそれ以上は熟成する偉大なワイン。 |
 |
DOCG Barbaresco Paje Riserva
- DOCG バルバレスコ パイエ リゼルヴァ -
品種: ネッビオーロ 100%
特に重要な年にのみ造られる非常に伝統的なスタイルのワイン。非常に長命で、その豊かで高貴なタンニンのため長い熟成の後リリースされます。強靭なボディとなめらかで心地よい酒質が、バルバレスコのテロワールを最大に表現しています。
南・南西向きの急斜面に位置するバルバレスコ村最高のパイエ区画。完熟のブドウのみを選果し、バルバレスコ村の石灰質の泥灰土壌はしっかりした骨格と奥行き、複雑さ、際立ったタンニンが特徴です。
手摘みで収穫後、100%除梗した状態でソフトプレス。木製大樽で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵させ、ネッビオーロのエキスを100%抽出しきるため80〜90日間マセレーションを施し、ネッビオーロ本来の特徴を引き出します。適正な保管状況であれば、軽く半世紀かそれ以上は熟成する偉大なワイン。 |
 |
DOCG Barbaresco Crichet Paje
- DOCG バルバレスコ クリケット パイエ -
品種: ネッビオーロ 100%
伝統的なバルバレスコの最高の姿を、純粋な形で体現した最高キュヴェ。半世紀にわたる厳しい追求が、このワインを卓越した存在にまで高めることを可能にしました。
20年、30年後に素晴らしい感動を生み出すような極めて偉大なヴィンテージにしかクリケット パイエを名乗ることはできません。
クリケット パイエ1978年は、いま開けてもなお若々しくその唯一無二の味わい、香りはバルバレスコの伝統の究極的表現とさえいえます。
バルバレスコ村パイエ畑の中の、南・南西向きの急斜面に位置するごくごく限られた狭い区画で最高のポジションにあるブドウ樹のみ使用されます。何列がクリケット用、と区画が決まっているどころか、この列のこの木がクリケット向き、と一本ずつブドウ樹の個性を見ながら選ばれるという驚くべき選別を実践します。さらに収穫前に幾度も選果を繰り返し徹底的に吟味された健康で凝縮した完熟ブドウのみ使用されます。バルバレスコ村の石灰質の泥灰土壌は、偉大な骨格と桁外れに強いタンニンをワインにもたらしてくれます。
手摘みで収穫後、100%除梗した状態でソフトプレス。木製大樽で培養酵母を使用せず自然酵母のみで発酵させ、ネッビオーロのエキスを100%抽出しきるため80〜100日間マセレーションを施し、ネッビオーロ本来の特徴を引き出します。この長い時間が、ネッビオーロの最大の長所である比類なきタンンンと複雑な熟成香を生み出すエッセンスをワインの中へ最大に溶け込ませることを可能にしてくれます。
熟成に関しては、フランス産の5000〜6000リットルの大樽で平均8年の熟成の後、さらに最低2年はボトルの状態で熟成されます。ノンフィルターでボトリングされ、適正な保管状況であれば、半世紀かそれ以上は熟成します。このワインのリリースは、10年に2回から多くても4回程度しかリリースされない特別なクリュ。
1999年の生産量は2400本と少量のマグナムのみで、
このヴィンテージから、より伝統を感じてもらうため1978年当時の昔の茶色いラベルでリリースされています。 |
Barolo Chinato - バローロ キナート -
品種: ネッビオーロ 100%
ロアーニャの誇るバローロの原酒にキニーナなど数種類の薬草やハーブをつけ込み、自社のグラッパを添加してつくる贅沢なキナート。このキナートは、創造的なバローロの生産者であるカッペラーノ家が考案した独特のリキュールで、バローロとしての風格と体に染み入るような野草の風味、骨格のあるアルコールなど全ての味わいが調和して造られる稀有なリキュール。甘みもあるが薬草やハーブの複雑な苦味を感じる哲学的な味わいで、食後酒や静寂に満ちた夜の時間に最適なリキュール。
使用画像はロアーニャ オフィシャルHPより |