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■シリル・ル・モワンのフォトギャラリーはこちら ANJOU BLANC “LES GAINS DE MALIGNE” 2006 シュナンブラン100%。穏やかな南向きの斜面に位置する区画で平均樹齢が45年と非常に高いのが特徴。収穫は全て手摘みで行われ、ブドウの熟度に応じて2度にわけて収穫することもあります。収穫量は僅か25hl/haで、完熟したブドウから造られます。圧搾後、澱下げを行わず木樽で発酵させるため非常に旨みの強い味わいに仕上がります。その後220Lの5年樽にて熟成をさせ12ヶ月ほどで瓶詰めされます。 亜硫酸は、マロラクティック発酵後と瓶詰め前に極少量を使用。味わいは、白桃や柑橘系の熟した果実の旨みがぐっと詰まっており、アンジュのシュナンブランらしい、爽快感もあります。ボリュームはしっかりとしていますが、残糖感もなくクリアでふくよかな果実味が楽しめます。 VDT “SCHISTES” 2006 僅か0.3haの畑、樹齢35年のソーヴィニヨンブランで、土壌はキュヴェ名の通りのシストで、硬質なミネラル感をワインに与えています。この畑はオリヴィエ・クザンから借りているもので、いわば血統書付きの自然派畑と言えます。収穫は、当然ながら手摘みで、あらゆる畑での仕事を経て自然に収量を27hl/haまで落としています。醸造は、圧搾した果汁は澱下げせずに直接木樽に入れ、自然酵母で発酵。圧搾後の澱下げをしないため旨みが強くなります。樽は通常よりやや大きめの400Lの6年樽を使用し、発酵と熟成をあわせて12ヶ月。期間中は、バトナージュも、澱引きもしません。亜硫酸は、瓶詰め前に極少量を使用。口に含むと厚みのある果実味がまず感じられ、その奥にソーヴィニヨンブランらしい柑橘系のニュアンスやフルーツを感じます。しかし、すぐにたっぷりミネラルが口の中に広がり、硬質で清涼感のある味わいとなります。このワインの驚くべき点は、ブドウのポテンシャルの高さで、抜栓後もかなりの時間その魅力を維持しています。ワイン名の「シスト」はブドウ品種の風味より、土壌成分のシストのほうが味わいに強い特徴を与えている為、名付けられました。 VDT “GROLLE NOIRE” 2006 平均樹齢65年にも達するグロロー・ノワール100%。ワイン名の「グロル」地元の古いフランス語で「カラス」を意味しグロロー・ノワールの色調が似ている事からこの名が付けられました。グロローはロゼワインで無ければアンジュのアペラシオンを取得することができませんが、シリル・ル・モワン氏はこの品種の濃密でスパイシーな風味をいかすため赤ワインとしてリリースしています。収穫量は34hl/haで全て手摘みにて収穫。マセラシオンの間に足や手で優しくマッサージするようにピジャージュを行い、あくまで自然な果実の旨みを引きだします。その後400Lの5年樽にて熟成され瓶詰めされます。亜硫酸はマロラクティック発酵後に極少量を使用。グラスに注ぐと黒に近い紫の色調で、香りにもぐっと重い凝縮したニュアンスを感じます。スパイスのような香ばしい風味と花のエキスを凝縮させたフローラルな風味があり、フレッシュさと完熟したブドウの旨みの両方がバランス良く楽しめます。余計な飾り付けの無いピュアなエキス分が楽しめる実直なシリル氏そのものの味わいです。 VDT “LE PONGE” 2006 平均樹齢50年のガメイ100%。西向きの斜面に位置する0.3haほどの畑で砂利の多い土壌。収穫量が僅か20hl/haという驚くべき水準で、アンジュにあってここまでの低収量のガメイは大変珍しい。実際テイスティングするとかなり厚み、タンニン、酸、骨格があり、およそガメイとは似つかわしくない味わいです。醸造は、まず房丸ごとを800Lのステンレスタンクに入れて、自然酵母によって発酵。マセラシオンの間は、手や足で優しくピジャージュする。熟成は220Lの5年樽に移し、澱引きを行わずに静かに行う。亜硫酸は、2006年に関しては瓶詰めまで無添加。味わいは、まず強靱なタンニンと果実味の強さが感じられます。その後にスパン!と抜ける鮮やかなフルーツのフレーバーが感じられ、このワインが、ガメイであることを思い出させてくれます。もっとも、緩い味わいのガメイとは全く正反対の硬派な印象で、長期の熟成に耐えれるだけのポテンシャルを感じます。 ANJOU ROUGE “LE PIN PERDU” 2006 西向きの斜面に位置する0.3haほどの畑で平均樹齢7年の若木のカベルネ・ソーヴィニヨン100%。樹齢の若い木ながら収穫量は18hl/haという少なさでボルドーの1級シャトーの半分以下という水準です。凝縮感と骨格のしっかりとした味わいながら、清涼感や飲み心地のよさもあり、力強さと繊細さを併せ持ったワインです。熟したベリーの風味が豊かで、酸と果実味のバランスの良い秀逸な味わい。醸造は、まず房丸ごとを800Lのステンレスタンクに入れて、自然酵母によって発酵。熟成は400Lの6年樽に移し、澱引きを行わずに静かに行います。亜硫酸は、2006年に関しては瓶詰めまで無添加。いわゆるカベルネ・ソーヴィニヨンのイメージとは全く違う、繊細さと力強さに満ちた新しいワインで、飲む人に心地よい喜びをもたらしてくれます。 VDT “LE BOIS DU GLAND” 2006 南向きの丘の上部に位置する僅か0.1haの畑から収穫されるカベルネ・ソーヴィニヨン100%のキュヴェで平均樹齢は50年(2006年は樹齢80年のヴィエイユ・ヴィーニュが50%加わっている)。粘土質が少なく砂の多い土壌のため水捌けが良いのが特徴です。完熟を待って収穫するため場合によっては2回にわけての収穫を行います。その結果15hl/haという高い凝縮度を誇るブドウが得られます。その完熟したブドウを房丸ごとステンレスタンクに入れて発酵させ、足及び手で優しく丁寧にピジャージュします。熟成は220Lの3年樽を使用し14ヶ月ほど。その間澱引きなどは行わずに静かにワインが育つのを待ちます。 味わいは、熟れたカシスやワイルドベリーの風味があり、厚みのある骨格と隙のない繊細なタンニンが印象的です。力強さをしっかりと感じる一方で、柔らかなタッチの口当たりと余韻に広がる鮮やかな果実味が心地よいバランスの良い味わいです。「ル・ボワ・デュ・グラン」は畑の傍らに位置する「ミズナラの森」に由来します。
オリヴィエ・クザン氏から借りている平均樹齢50年の畑のカベルネ・フラン100%。「ラ・グラヴェル」はこの畑の区画名。収穫は全て手摘みで行い、その収穫量はなんと!13hl/haという少なさ。このどこまでも凝縮したブドウを房ごとステンレスタンクに入れて発酵させ、足や手で優しくマッサージするようにピジャージュします。その後400Lの5年樽にて熟成され瓶詰めされます。 味わいは、カベルネ・フランの特徴と言われるピーマンなどの青臭さは無く、むしろ煮詰めたフルーツのような甘酸っぱい香味が楽しめます。カベルネ・フランらしい骨格と厚みを備えながら、シルキーでしなやかな舌触りがあり今までにないカベルネ・フランの魅力が楽しめます。
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| シリル・ル・モワン氏 | 古木の根元から生えた新枝をいかすルセパージュを採用 | 農薬を使用する畑(左)とシリル・ル・モワン氏のふかふかの畑(右) | ||
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| カーヴと住まいはこの地区のシャトーの一部を間借り | 剪定ばさみとシリル・ル・モワン氏 | 木製圧搾機、使用する際には徹底的に洗浄される | ||
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