
900年も前から脈々と受け継がれてきたブドウ造り、ワイン造りの魂。今まで培ってきたこの歴史と伝統を、品質に投影させた素晴らしいワインを造るのが今回ご紹介するシャトー・オージアスです。ラングドックの地にあって、伝統を守りつつも品質の追及のために改革を恐れないこの生産者は50年前よりこの地にメルロやカベルネ、グルナッシュの木を植えてきました。当時では、カリニャンやアラモンが主流でこういった品種は非常に特異なものでしたが、長らく続いた栄光や名誉を守り続けるためには、常に前に向かって良いワインを造ろうとする努力が不可欠と考え挑戦を続けてきました。
現在のオーナーはフランスでも有数のツーリストガイド(仏版地球の歩き方?)を出版する富豪で、その財力にも支えられ、収量を上げず、化学肥料の排除、遅めの収穫など良い品質のワインを造るために必要な手法を余すことなく採用しています。
VdP Cite de Carcassonne 2001
メルロ35%、グルナッシュ25%、カベルネ25%、サンソー5%、アリカンテ5%ほかのセパージュのこのヴァン・ド・ペイは、遅い収穫から得られる充実した果実味と適度なボディの印象がよく、また後に残る余韻も野暮ったくないバランス感覚に優れた南仏ワインです。品種によって収穫の時間が異なり、鮮やかな色調が特徴のアリカントは南仏の太陽がさんさんと輝く日中に、その他は、畑近くの山から吹き下ろす冷涼な風で涼しい早朝に収穫し、アッサンブラージュ後にそれぞれの特徴がそれぞれの良さを引き出すように造られます。
AOC Cabardes Rouge 2001
カベルネ30%、メルロ25%、グルナッシュ25%、シラー15%ほかのセパージュ。濃密で奔放な果実味はクロスグリや熟したベリーの風味を持ち、オリーブなどの南国の果実やスパイスの香ばしさも加わります。しっかりとしたボディと旨みを持つ直情的なワインですが、どこか爽快感を感じさせてくれるのは丁寧な造りと山からの冷涼な風のおかげでしょうか。とはいえ熱烈で力強く、丸みがあり、フルーティーな情熱あふれるワインです。 |